ご年配の方ってどうしてダイヤル式の金庫のカギが開けられないのか

最近は年配の方でも、ご自宅で資産を管理される方が多くなっている傾向にあります。今までであれば銀行に預けておけばいいと考えられていましたが、資産はできるだけ分散しておくことが良いということから、半分は銀行で半分は自宅で管理という方法をとる方が多くなっているんですね。特に多くの資産を抱えているご年配の方ほど、この傾向が強いと言えるでしょう。さて、そのようにして自宅で資産を管理するわけですから、当然のことながら金庫が必要になってくるのですが、ご年配の方はできるだけ鍵穴タイプの金庫を選ばれることが多いようです。その理由としては、ダイヤル式の金庫のカギが開けられないということを多方面で聞きます。

ダイヤル式の金庫のカギについて、ご年配の方はどうして開けられないのか疑問に思ってしまうところですが、その理由はいくつか考えられます。その一つとして、ダイヤルのメモリが見辛いという点が挙げられるでしょう。老化現象にともなって起こる老眼は、ダイヤル式金庫のメモリでも見えなくさせてしまいます。そうなると、メモリを合わせる場所がわからなくなってしまうので、結果として金庫を解錠できないという状態になってしまうのです。そんな開けづらい金庫を使うよりは、普通に鍵穴タイプの金庫を使用していた方が手軽ということもあり、ついついそっちの方を好むようですね。

それに、ダイヤルを回すという細かな作業自体も年配の方には少し難易度が高いことも考えられます。あの小さなメモリを少しずつ回していくわけですから、手先の筋肉などを微妙に動かせなければなりません。しかし、これも老化現象によって筋肉の衰えなどがあるので、それが難しくなってくるのでしょう。そう考えると、ご年配の方ほどダイヤル式の金庫のカギが開けられないのも分かると思います。